むくみとは
水分代謝の失調により体内の余分な水分が排出できずに、皮下組織にたまった状態をいいます。向こうずねを押してあとが残るような時は、むくんでいる証拠です。健康な方でも疲れたときや血行不良のときには、軽いむくみが見られることがあります。
心臓から送り出された血液が再び心臓に戻ためには重力に逆らって戻る強い力が必要です。そのためのポンプの役割をするのが足の筋肉で、足を動かすと筋肉が収縮して血管をしごくようにして血液をもどしてくれます。ところが現代は長時間同じ姿勢で過ごす生活が多くなっており、足の筋肉をあまり使わなくなっているので、筋肉量の少ない女性はますますむくみの症状が出やすくなっていると言えます。また女性特有のむくみとしては、水分を溜め込む働きがある黄体ホルモンの影響で、
月経の始まる4~5日前くらいから、全身がむくんだり、顔がむくむという症状がみられることがあります。
水分は体にとってとても重要な役割を果たしていますが、「多ければ多いほどいい」といったものではありません。
過剰な水分は体に害を与える可能性があるのです。水を吸収し体内へ運搬・回収するまでの過程で、体には大きな負担がかかっています。代謝しきれなくなった巡らない水分は体内に停滞して、血流を阻害したり、体を冷やす原因になります。
たかがむくみと思いがちですが、体が重くてだるい・雨の日は体調が悪い・肥満・眠気・疲れやすい・頭重感・手足の冷え・おりもの・胃のもたれ・吐き気・下痢・頻尿・多汗などの症状が併発しているようなら、むくみとの関連が深いかもしれません。